何となくぼけたボンネットの表面をきれいにしてみると、ご覧のように照明の輪郭も外の景色も映り込んでいます。
ぼけたような印象に映ったのは、雨水と水道水に含まれるミネラルが塗装表面を覆っていたためです。
今度はドアパネルとピラーのシミ跡です。
どちらも空気中に漂う同じ油分の付着のようです。
ピラーの場合、油が水道水か雨水と一緒に流れて乾燥した状態になっています。
厄介なのは、太陽光では目にはいらないため発見が遅れてしまうことです。
もうひとつ、目で確認できないのがサビる前の鉄粉。
ビニール手袋をはめて塗装表面を滑らし引っかかりがあると、鉄粉の付着が考えられます。
鉄粉除去剤で変色して溶けだした鉄粉です。
メンテナンスの仕上げは、バフがけ洗車でクリーニングです。
活性水と溶剤を混合した溶液を、バフに噴霧してボディを磨きます。
研磨剤は一切混入していないので、コーティング剤を剥がしたり塗装を傷つけることもなく手で洗うより均一に仕上がります。
ガラスコーティングのメンテナンス・レポートからの抜粋でした。