花粉の消えるシミと消えないしみとは
・消えるシミは、花粉が溶けて塗装表面に付着しただけのもの。
・消えないしみは、時間が経過したうろこ状になったものや塗装膜に浸透したブツブツ跡のしみ。
花粉シミの原因
わずか1時間ほどの走行で花粉だらけになったトランクと土ぼこりと花粉が混じって付着したボンネットの映像ですが、花粉に雨などの水分を含むとペクチンというタンパク質が溶け出し塗装表面に付着します。
これがシミの原因ですが、花粉シミで厄介なのは、消えるシミと消えないしみがあることです。
消えるシミの除去方法
消える花粉シミは、塗装表面にこびりついた状態だけのシミです。
除去方法としては
(1)60度前後のお湯をタオルに浸して根気よく蒸してみる
(上の画像)
(2)「温水」と表示されている高圧洗浄機で洗車する方法
(3)ヘアードライヤの熱風を根気よくあてて溶かす
(4)磨き専門店で、花粉シミ除去専用研磨剤で磨いて除去してもらう。
(下のボンネットの画像)
消えない花粉しみ
特殊研磨剤で磨いても消せない花粉シミです。
ぺプチンが強い酸性雨で溶けたあと紫外線にあたると強酸に変わります。強酸が塗装膜に浸透していきシミをつくりますが、できたしみは消すことはできません。
2枚の画像ともクリアー塗装が、酸性化したぺプチンで浸食された跡です。
リアガラスの花粉除去
リアハッチガラスに乾燥してこびりついた土ぼこりの混じった花粉です。
活性水を十分にかけた花粉を指先でこすってみました。
バフがけ洗車できれいに仕上げたリアガラスです。