寒い季節の洗車で考える/鳥のフン
(1)鳥のフンの成分
(2)塗装への影響
(3)除去方法
(4)防止策
(1)鳥のフンの成分
鳥のフンの成分は尿酸・たんぱく質・ナトリウム・アンモニア・砂などですが、海辺の鳥は魚を食べるから油分が多く、山鳥は木の実をまるごと食べても消化できるほど強い胃酸の持ち主です。
(2)塗装への影響
今のような寒い季節ではシミはできずらくなりますが、それでも山鳥のフンには注意は必要です。糞は強い酸性を帯びており、その酸が塗装膜を溶かしたり浸透して塗装にシミをつくりますので、注意が必要です。
(3)除去方法
この画像は、ガラスコーティング施工車のメンテナンスの際に撮影したものですが、かなり大きめのフンがボンネットにドンと2箇所付着していました。
固着したフンを取り除く手順としては
フンの上に不要になったタオルやTシャツの切り端をのせる。
その上から50℃程度のお湯を、十分に柔らかくなるまで繰り返しかけたあとふき取る。
これによって傷をつけず尿まで、取り除くことができます。
乾燥したフンをウェットティッシュで拭くことはNG!フンに含まれる砂や小石で塗装を傷つけることがあるからです。
被害がおきやすい車とは
電線の下にある駐車場やボディカラーによっては、被害が大きくなります。
某雑誌の記事に鳥のフンが受けやすい記事が掲載されていました。
赤:熟したおいしい果実の色と同じだから
青:水場と同じ色だから
黒:恐怖を与える色で、攻撃対象だから
そのほか、私の経験では光(反射)に警戒してフンを落とすのではと思います。寒い季節でもピカッと恐怖を与えるように反射する太陽光には気を付けたいですね。
(4)防止策
ボディカバーをすること以外、絶対的な防止策はないと思います。
コーティング施工した車でも、酸の強い鳥のフンではシミができます。
ご参考までに、洗車とメンテナンスサイトをご覧ください。