メンテナンス・レポート/チンクエチェント

2024/11/13
チンクエチェント
チンクエチェント

     メンテナンス・レポート

 

2011年式チンクエチェントから緊急の

メンテナンスのご依頼です。

 

その緊急事態の状態とは?  

まずは、ご覧ください。

 

チンクエチェント
チンクエチェント
チンクエチェント

 

よく見ると、ボンネットどころかボディ全体が黒い斑点に覆われていました。

 

黒い斑点の正体は、油分を含んだ汚れに鉄粉が付着。そのあと長雨と気温上昇による乾燥とこびりつきが原因でした。

 

      メンテナンス・レポート

 

黒い斑点の除去は、活性水とシャンプーで洗車して鉄粉除去剤でブツブツを取り除くことで、ボディ表面に艶が戻りツルツルになりました。

 

実は、緊急の事態よりも、もっと重視すべきメンテナンスが見つかりました。

 

チンクエチェント
チンクエチェント

     目 次 )

  ・塗装のハガレとサビ処理

  ・未塗装樹脂コート

  ・現状の塗装の状態と今後の維持管理

   について

 

・塗装のハガレとサビ処理

 

とても、気になる塗装のハガレです。

剥がれた部分は、茶色に変色しています。

この変色は、剥がれた部分がサビているためです。

このまま放置しておくと、錆びた周辺の塗装まで

剥がれてきますから対策が必要です。

 

そこで、サビを入念に取り除く作業から開始

しました。

 

 

   サビを取り除いたら、次に錆止め作業

   です。

 

ボディカラーのタッチペイントが、すでに入手できないため、やむ得ずクリアータッチペイントで錆止め補修をしました。

 

・未塗装樹脂コート

 

さて、次に処理をしたのが、未塗装樹脂の

保護作業です。

 

 

何しろ2011年式の車ですから、樹脂の劣化が相当進んでおり新品の色に完璧には戻りませんが、とにかく色を復元してみました。

 

 

 

 

未塗装樹脂の劣化が重症のため、化粧直しを

しても耐久性はあまりありません。

定期的に樹脂コートを施す必要があります。

 

・現状の塗装の状態と今後の維持管理について

 

製造から13年経過しているため、塗装の状態も

あまりよくありません。

次の写真は、ボンネットの塗装を拡大したものです。

 

 

施工をお預かりしてから、13年間に3回研磨処理とコーティング施工をしています。

 

他社メーカーに比べて、ホンダ車やフィアット車のソリッドカラーは磨きの回数が増えるにつれて、塗装表面がもろくなるスピードが速く傷がはいりやすくなる傾向があります。

 

塗装保護と維持の面から、これ以上研磨処理を採用

せずに維持をしていくことが何よりも大切です。

 

そのためにも、定期的に専門的なメンテナンスを

利用されることを、ご提案させていただきます。

 

このブログをご覧になり、塗装の手入れでお悩みの方

がいらっしゃいましたら、電話かメールで気楽に

お問合せください。

 

ご相談は無料でお受けしております。

 

何かお役に立てるヒントが、出てくるかもしれません。

 

長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合い

いただきありがとうございました。  店主