フロントガラスコーティング/プライムビュー
ガラスの汚れの原因とは
長雨やゲリラ豪雨などで突然視界が悪くなってイライラした経験の方も多いかと思います。
雨による視界不良の原因は、ガラス表面に付着した油膜が視界を邪魔するためですが、放置しておくと汚れがひどくなってシャンプー洗車では洗い流せません。
油膜の主成分はシリコンというものですが、空気中の汚れや油分のほかにもガラスの撥水剤の劣化なども油膜の原因になります。
また、鉄粉や樹液などの付着も視界不良の原因になります。
ワイパーのビビリ音の原因
ビビリ音の原因は、ワイパーゴムの劣化、ワイパーアームの湾曲、フロントガラスの油膜などがあげられます。その原因とビビリ音の対応が必要です。
フロントガラスの油膜防止に最適なのは親水系それとも撥水系
フロントガラスの油膜防止には、フロントガラス撥水プロ製品がお勧めです。
サンプルのサイドミラーの左半分に親水系そして右半分に撥水系のフロントガラスコーティング剤を塗布した時の水滴の状態です。
親水系の欠点としてワイパー作動に対する耐久性が弱いため、フロントガラスに施工することはお勧めしておりませんが、親水系と撥水系のガラス剤を上手に使い分けて使用するとその良さがわかります。
商品名 | プライムビュー | Ⅱ180コート | 親水コート |
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製品の特徴 | 抜群の透明感と開放感 ・撥水ガラスコート | 撥水のパワーで汚れ防止 ・撥水ガラスコート | 水滴ができない安全視界 ・親水ガラスコート |
耐久性 | 1年~2年 | 4~6ヶ月間 | 1年~1年半 |
施工対象 | ワイパー使用ガラス面 フロントガラス リアガラス | サイドガラス スカイルーフ リアガラス | 新車のカメラレンズ |
抜群の透明感と写りこみを実現したプライムビュー。施工前(左の画像)と施工後(右の画像)を外側から比べてみると、施工後のガラスは鏡のように映りこんでいます。
プライムビューの水滴形状
撥水の水滴は、他社製品と比べて大きめの形状をしており街中走行をワイパーなしで水滴が飛んでいくことはありません。実はこの大き目の水滴が油膜防止と耐久性面で他社に比べて優れています。
視界がハッキリするだけでなくガラス面の映りこみまで鮮明になるのは、下地処理のでき加減で決まります。
ではガラスの下地処理とは、どのようなことをやるのでしょうか。
まず、ガラス表面についた樹液や鉄粉などの付着物を溶剤や粘土できれいに取り除いてから研磨作業にはいります。
使用する研磨剤ではワイパー傷を消すことはできませんが、最初に手で磨いてから今度はツールで磨き処理を丹念におこなって、ガラスに付着してる汚れを完璧に取り除きます。
この手磨きを加えることが、ガラスの透明感つまり視界性がアップします。
ガラス磨きのツールといえば、ひと昔前はサンダーでしたが、自動車ガラスの硬度が弱くなってきたことで、ご覧のような機材で磨き傷を防ぎます。
研磨剤の切れ具合にあわせて、ツールの回転速度を徐々にかえながら研磨剤が粉々になるまで丁寧に磨いていきます。
ガラス撥水プロのプライムビューと他社製品との違いをあげてみると、その違いは定着性と油汚れが付きずらいことにあります。ただ水滴は多少大きめです。
他社製品と違い水滴は大きめですので、走行中ワイパーの使用は必要になります。
プライムビュー施工では、下地処理を終えたガラス表面にいきなり撥水剤を塗布するのではなく、まず安定剤をガラス表面に塗布してから、そのベース上に撥水剤を塗布します。これによってガラス表面と撥水剤の密着性と定着性を高めることができます。
ご来店された際のフロントガラスは、乾燥した
土ぼこりが付着していました。雨が多くて洗車
もできない日々が続くと駐車場の環境によって
は止む得ないことです。
視界確保のために乾燥した土ぼこりを
いきなりウォッシャー液をかけてワイパー
作動すると、ガラス表面にキズがはいること
もありますので、注意が必要です。
こちからの角度でみると水が流れ落ちた水路のような
跡は、水道水に含まれるミネラル成分が付着したもの
です。
この原因は水を拭き取る前にガラス表面の熱で
洗車水が蒸発したためです。
あまり神経質に考えてもいけませんが、このような
フロントガラスの汚れを気になっているオーナー様
も多いことと思います。
フロントガラスに撥水ガラスコーティング
が完成しました。
雨が水玉になるだけでなく仕上がったガラス
表面は、透明感と鏡のような映り込みが生ま
れます。
中型ミニバンの施工時間は、約3時間で完了
です。
撥水持続は平均1~2年間です。
撥水施工に伴うワイパーのビビリ発生音については、車種によってはビビリ止め専用コーティング施工を、劣化がおきていないゴムに無料で実施しております。
市販のグラファイトワイパーにも勝るゴム専用コート剤です。
プライムビューの耐久性について
40万回のワイピングといえば、約2年間に使用されるワイパー作動数といわれます。
私が携わった施工では、すでに2年以上の撥水を持続させている方がいらっしゃいますが、残念ながらごく少数の方だけです。
どうしても青空駐車では、平均すると1年ちょっとが圧倒的多くなります。
この原因として考えられるのが
(1)施工技術者の知識と技術レベルの問題
(2)大量の花粉がとけて、コート剤の表面を覆うことで撥水が低下
(3)土ぼこりにウォッシャー液をかけて、いきなりワイパー作動を頻繁におこなう。
(4)カーシャンプーがわりに家庭用食器洗い洗剤で車を洗う。
あまり神経質になる必要はありませんが、ちょっとした気づかいで耐久性はかわってきます。
プライムビューの施工例はこちらまで
親水ガラスコート
視界不良の原因となる水滴を防ぐ便利な親水性
水ジミ防止と視界確保にお勧めです。
カメラレンズの親水ガラスコートは新車に限定になります。
フッ素樹脂配合の撥水ガラスコート
市販用と比べて油膜防止や耐久性に優れ、汚れ防止がバツグンな撥水タイプ。プライムビューに比べて耐久性はありませんが、ワイパーを使用しない側面ガラスにお勧めです。HR(ハードレンジ)コート剤を使用しています。
視界を妨げる油膜とウロコシミからイライラの解放
ゲリラ豪雨でも安心視界を。
フロントガラスは、とてもデリケート。
手入れを間違えると、キズがはいるきっかけになります。
ガラスシミの原因に適した研磨剤と専用バフ使用だから、ガラス表面にキズやひずみをつくりません。
フロントガラスコーティングのメンテナンスとして、ひとつ用意しておきたいのが、ガラコdeクリーナーです。
ソフト99の商品ですが、量販店やネットで購入ができます。
ちょっと、ガラスの汚れが取りづらくなってきたときに使用すると汚れがとれてハイパービューの撥水力が復元します。
プライムビュー施工ガラスでは、年に1~3回程度の使用を限度にしてください。
頻繁に使用しますと、水滴の形状が小さくなりすぎ、プライムビューの効果が薄れることがあります。