花粉シミの取り方あれこれ

2019/03/20
ファイバークロスにお湯をつけて花粉除去

 

花粉シミの取り方あれこれ3つの方法 (1)(2)(3)

 

(1)お湯を使う場合

青いクロスから湯気が立ち込めている画像は、塗装に付着した花粉を除去しているところです。

花粉をお湯で蒸して除去する方法は、かなり除去効果を見込めますがやけどの注意や処理時間をかなり費やすため、根気よく実施することがとても大切です。

 

花粉の付着した塗装表面

 

花粉は塗装表面に花粉が付着していても、空気が乾燥している状態ではほとんどトラブルはおきません。

 

問題は雨が降って、花粉の成分(ぺプチン)が溶け出し気温が上がり始めた時です。特に酸性の強い雨が降った後は、花粉の成分が強酸に変化して塗装膜に侵食してシミをつくります。

こうなると研磨しても、シミを完全に消すことが困難になります。

 

特にドイツ、イタリア、フランスなど欧州車は、日本車と比べて花粉シミができやすい傾向があります。

 

大変地味な対策ですが、雨が止んだならできるだけ時間をおかずに水で絞ったタオルかクロスでボディを拭き取ることが、効果のあるシミ防止対策です。

そうは言っても、都心で青空駐車の場合は、ふき取りのタイミングを取ることは難しいかもしれませんが。

 

ワックスの傷

2)花粉の除去にワックスは

 

ある程度の効果はあるかも知れませんが、こすり傷に注意が必要です。ワックスに含まれる研磨剤や知らずのうちに風で舞い降りる土埃をワックスでこすって塗装に傷をいれてしまうことがあります。このとり方は、おすすめはできません。

 

(3)ドライヤーやヒートガンでは

 

やらないよりは、やったほうがいいという感じです。ヒートガンは一般家庭でお持ちの方は少ないとでしょうが、ご利用の場合は高温になりやすいのでプラスチックパーツやゴムを傷めるので、取り扱いには注意をしてください。

もし、試みてみるのなら、ヒートガンは危険性があるのでドライヤーのほうが安全です。

 

 

ご満足できる解決方法はありませんが、雨が止んで晴れそうな時は、タイミングがあえば水で絞ったクロスで拭くのが一番です。

                     店主