窓枠のゴムパッキン白色化の原因と対応
1月にガラスコーティング施工したばかりのシビックですが、施工時に気になっていたゴムパッキンのメンテナンスを実施しました。
新車なのにゴムパッキンが白くなっている、実は納車時に販売店さんでワックスをかけたらしく、その際にゴムや未塗装樹脂までワックスがかかってしまったようです。ガラスコーティング施工時は処理時間がとれず、後日改めて処理をすることになりました。
もう一台ご紹介は、ガラスコーティングから2年経過で、すでにゴムパッキンに白色化がおきているシトロエンC4のケースです。
かなり劣化が進んでいて、かなり白っぽくなっていました。
この原因は、ゴムの品質に問題があります。ただ救われたのは、まだヒビ割れまでは進んでいないことでした。
シビックの問題解決方法について
まず、ゴム表面に固まっているワックスを脱脂処理で溶かしていきます(上の画像)。ある程度とれたゴム表面をさらにプラスチック消しゴムで優しくこすりながらきれいにしていきます。
そして最後は、ゴムコーティングを施して保護して完了です(下の画像)。
シトロエンC4の問題解決方法について
冒頭で説明をしましたようにシトロエンC4の場合は、ゴムの品質に問題があります。
湿ったティシュで拭き取ると劣化した黒い粉が取れてくる状態で、これはゴムに含まれるカーボンブラックの粉が、紫外線で劣化してはがれたものです。
処理としては、根気よく酸化したカーボンブラック粉を活性水で取り除いてからクリスタルウォーターでゴム表面をコート処理をします(上の画像)。
コート処理の乾燥後にゴムパッキン専用コーティング施工で終了です(下の画像)。
日常の手入れ方法と対処方法
プロに頼まずご自分で解決する場合は、DIY商品として用意するものに
・馬毛ブラシ
・中性のカーシャンプー
・洗車スポンジ
・ラバープロテクタント・シリコングリースメイト
説明 )
・窓枠のゴムパッキンの形状に凹凸があるため、溝にどうしても土埃が溜まりやすくなります。その解決方法として便利なのが馬毛ブラシで、これで土埃を取り払います。
・中性のシャンプーは、家庭用の中性洗剤は使用不可です。頻繁に使用しているとゴムパッキンをいためます。中性洗剤といっても車と家庭用では成分や濃度に違いがあります。必ず自動車専用の中性シャンプーを使用ください。
・洗車スポンジは、ソフト99の洗車スポンジPROやWAKOのカーシャンプーヨウスポンジが便利です。メラミンスポンジは使わないほうがいいと思います。
・ゴム保護剤としては、ラバープロテクタント・シリコングリースメイトがありますが、艶がある間はあまり頻繁に使用しないようにしてください。タイヤワックスも同様ですが、ゴムは呼吸をしていますので、それを妨げないようにほどほどの使用にしてください。
以外と未塗装樹脂パーツやゴムパッキンの手入れ方法はわかりずらいですが、交換となるとパーツと工賃で結構高くつきます。ネットにもいろいろな情報が溢れていますので上手に活用してください。
お時間がございましたら、お立ちよりください。 店主
2017年4月8日 ラフリコート施工
2019年1月10日 バリアクリスタルファースト施工