今年も高温の夏なら、気をつけてほしい塗装トラブル
4月10日のブログで窓枠のゴムパッキンの白色化について取り上げましたが、関心をもってご覧いただいた方が多くいらっしゃいました。
ゴム劣化の原因のひとつが紫外線と高温による影響でしたが、そのほかにも手入れの注意点を取り上げました。
ヘッドライトやグリルのシミ跡
まず最初は、ヘッドライトについた水シミ跡です。ヘッドライトの形状によって水が溜まりやすく、そのため水シミが発生したのが原因でした。
メンテナンスでは、水シミを取り除きライト表面にこびりついた汚れをクリーニングでスッキリさせました。
日常の手入れ方法
ご面倒でもボンネットフードを開けてヘッドライトに溜まっている水気を拭き取ることが一番よい方法です。万一、シミができた場合は、イオンデポジット除去剤で取り除くことをお勧めします。注意点はヘッドライトの材質であるポリカーボネイトに傷がはいらないように強くこすりすぎないことです。
車によって、ヘッドライトの形状に違いがりますので、愛車のヘッドライトの上部がフラットで、水の逃げ道の有無を確認をされておくといいと思います。
ドアノブやピラーそしてボンネットにもシミ
指先で触れて熱が感じられない程度でも、洗車水のふき取りのタイミングが悪いとシミ跡が残る原因になります。
洗車時間や拭き取りのタイミングの工夫で、かなり防ぐことができますが、万一できてしまった場合は、イオンデポジット除去剤で対処してください。
ガラスコーティングを施工していても、水シミは親水と撥水のどちらのタイプでも発生することがあります。洗車時間の気温(20度以上)と洗って拭き取るまでの空時間、できる限りはやく水気をふき取ることが重要なポイントです。
できることなら、気温が低い早朝か夕方の時間帯に洗車をお勧めします。
メッキパーツと未塗装樹脂のメンテナンス
路面から舞い上がる汚れがつきやすいリアバンパーのメッキと未塗装部分さらにワイパー周辺基幹部のクリーニングとコート処理で、今回のメンテナンスを完了しました。
真夏の洗車 )
今回はシトロエンC4で取りあげましたが、これはすべての車に当てはまることですので、もう一度お伝えしたいと思います。
温暖化の影響でしょうか、ここ数年来ガラスコーティングのメンテナンスに変化がおきています。
鉄粉や樹液は相変わらずですが、バンパーやドアなどに真っ黒に垂れた水あかよりも白い斑点やブツブツといった水道水に含まれるミネラルの付着が大変目立つようになりました。
ミネラルは実に厄介な成分で、歯石のようにどんどん付着量が増えていき簡単には取れなくなってしまいます。
ガラスコーティングの被膜で塗装に直接被害が及ばなくとも艶が引けたり汚れが取りづらくなってきます。
一般的な塗装と比べて、セルフリストアリングコートやスクラッチシールド塗装は、さらにシミが取りづらくなりますのでシミを発見したら、できるだけはやく除去してください。
特に5月頃から11月頃まで、この現象が多くみられます。洗車される時間帯を、できるだけ早朝か夕方もしくは曇りの日に行うようにしてください。 店 主