塗装の傷みには、いろいろな種類と原因があります。
4年経過したBRZの塗装ダメージをピックアップして、その対処方法を説明をしてみます。
鳥の糞シミと不明のシミ(白い斑点)
太陽光の反射角度によって、白い斑点に見える塗装のシミ。
鳥の糞によるシミ(上の画像)は、研磨剤で磨いても消すことができないほど酸に侵食されています。再塗装しか解決方法がありませんが、磨きとコーティング処理でぼかし処理です。
かさぶたのようなシミ(下の画像)の成分は、イオンデポジットでもミネラルでも樹液でもありません。成分不明の油性の付着物が乾燥してこびり付いたもので、磨き処理で消した後バリアクリスタルファースト施工で完全に消えました。
トランク表面の白い斑点には、2種類のシミが存在します。
○水道水のミネラルが付着したもの。
○水滴のレンズ作用でクリヤー塗装を溶かして凹ましたウォータースポットというもの。
こすり傷と一緒にミネラルは消えましたが、深くえぐれた傷とウォータースポットの一部が残っています。
ドアパネルの線傷
研磨でほとんど消えたところで、傷を埋めに効果のあるバリアクリスタルファーストプレミアムで施工処理をしました。まったくと言っていいほど傷が見えなくなりました。
リヤバンパーの傷
かなり派手にこすられた傷跡で、トップコートがなくなっています。研磨処理でも傷跡が残るためバリアクリスタルファースト施工処理で、ぼかしましたが傷跡が確認できます。
ガラスコーティング施工では、いろいろと問題を抱えた外装に直面することがあります。それらの問題をひとつひとつ根気よく解決しなければ、コーティングの完成レベルが低い仕上がりになってしまいます。