車の消える傷・シミと消えないキズ・シミ

2019/06/21
車の消える傷・消えないキズ

傷の形と深さそしてシミ

古い塗装の断面図ですが、わかりやすいので掲載してみました。

ガラスコーティング施工前のボンネット画像です。

 

 

ボンネットの傷とシミ
ボンネットにピンホールのような凹み

もう少し画像を拡大してみると、線傷やぶつぶつとシミらしくものが見えますね。

 

このように傷んだボンネットを、手直し(塗装の下地処理)したのがもう一枚の画像です。

 

よく見ると、なにやら小さな凹みらしきものが確認できます。残ったピンホールのように凹みは、花粉の酸に侵された塗装跡で、塗装が溶けてしまった状態です。

 

※塗装の断面図のDタイプの傷の形になります。

 

残念ながら、これ以上は再塗装するしか解決方法はありません。

 

傷んでいたピラーのほうは、運よく元の状態に復元できました。

塗装の肌調整と艶づくり

ここまでは、傷んでいる塗装を研磨剤で磨いてきれいにしただけの工程ですが、ガラスコーティング施工をする場合は、さらに肌調整と艶を塗装面につくりあげていきます。

 

※肌調整の3つの方法ー①塗装表面に艶を出す

           ②塗装表面を平滑にする

           ③塗装表面を平滑と艶

 

③塗装表面を平滑と艶を引き出したのが、次のボンネット画像です。

ガラスコーティング車の傷消し

 

 

この塗装状態を保護し維持するためにガラスコーティングがありますが、その用途には塗装保護以外にも目的があります。

 

ボディ専用ガラスコーティング詳細はこちらです。

 

付着したミネラルン除去

今度は、せっかくガラスコーティングをしたのに、運悪く水道水に含まれるミネラルがこびり付いてしまった例です。

ミネラル成分は、放置していくとドンドン厚みを増して簡単には取れなくなっていきます。

 

イオンデポジットケミカル剤で取れない場合は、溶剤と研磨剤を組み合わせた方法を取り入れます。

 

この作業方法は、ガラスコーティング施工前の下地処理でも使われます。

研磨剤を使わない下地処理

下地処理といえば、研磨剤で塗装を磨くというイメージですが、実は研磨剤を使わない磨き処理という方法があります。

 

 

この手法は新車で傷のない塗装に限定されますが、オリジナル塗装膜を保護するうえで、大切な下地処理方法です。

 

研磨剤を使わずガラスコーティングを仕上げたマツダCX8のです。

詳しくはマツダCX8/ガラスコーティングをご覧ください。

 

今回は3つの実例で、下地処理の活用の仕方を取り上げてみました。

もし、塗装のことで気になることがございましたら気楽にご相談ください。

 

お問い合わせはこちらです。