FJクルーザー塗装の磨き処理
ボディの傷消しと艶出しのためにご来店くださったお客様です。
新車購入から1年経過したベージュのツートンカラーのFJクルーザーですが、傷を気にしなければ真っ新な新車と間違えそうな美しいボディです。
傷消し前(上)とキズ消し後(下)のフロントフェンダーの画像
磨き処理後のフェンダー画像ですが、自然光の差し込みの強弱もありますが、キズは消えてしっかり映り込みもでているのですが、オーナー様が望んでいるような艶はありません。
実は、FJのようなポップなボディカラーの特徴は、傷は消えても磨き処理だけでは目を見張るような艶のアップは、ほとんどないのが特徴です。
工場の照明に反射して艶があるように見えても、自然の光の下では、際立つような艶は見られません。
そこで、ポップなカラーの磨き処理では、いたんでいる塗装表面を手直ししながらその表面を平滑に仕上げる(鏡面仕上げ)ことに重点をおいた処理をおこないます。
この下地処理によって、まず滑らかになった塗装表面にはっきりと周囲の映り込みがうまれます。
ここで、もうひとつ傷消しと滑らかな塗装表面に仕上げたフロントドアをご覧ください。
一枚目の画像は、磨き処理を終えた午後3時頃の撮影そして二枚目の画像は、翌日の早朝に撮影したものです。
自然光の強弱や撮影角度によって映り込みの印象は変わりますが、やはり引き立つような艶は見えていません。
このようにポップ調のカラーを磨き処理だけでは艶を引き立てることは難しく、ヨーロッパ車のソリッド塗装や日本車でもホンダの白系でも同じような特徴が見受けられます。
下地処理の最後は、ドアパネルにある塗装のはがれが、サビないようにタッチペンで補修をして磨き処理の完了です。
もう一度まとめますと、FJクルーザーの磨き処理では、気になっている傷消しと艶を引き出すために必要な塗装表面の平滑性(鏡面仕上げ)に特化した下地処理に絞り込みました。
ところで、オーナー様の望んでおられるような艶の引きだしは、何か対策があるのでしょうか。
その答えは、ガラスコーティング材の選び方にあります。
FJクルーザーガラスコーティング詳細について