お客様とは、実に19年ぶりの再会でした。
今回のご紹介は、ホンダフリードです。
ホンダフリードの下地処理・レポート
■新車なのにキズが目立つボディ
■当ショップで実施している研磨処理技法
ホンダフリードのコーティング・レポート
■シーグラスブルー・パールカラーの特徴
■お勧めのコーティングの種類
・フロントガラス撥水コート
・ガードグレイズ
■光沢と艶の見極めのポイント
ホンダフリードの下地処理・レポート
■新車なのにキズが目立つボディ
販売店から直行したのに、なぜ新車なのにキズ?
ボディのボンネットから側面ひと回りに細かなキズが、はいっていたフリードです。マスキングテープでキズのある部分に印をつけてあります。
失礼な言い方ですが、ホンダ車の新車にキズがついているケースは、よく見かける光景なんです。
ホンダの塗装は柔らかくて弱く、被膜が薄いだけに傷が付きやすく、シミになりやすい欠点があります。
錆・酸性雨・紫外線に対する強さは他社の車メーカーとほぼ変わらないといわれますが、硬度が低いため新車でも3年ほどで急に傷が付きやすくなり、ツヤが引けたりくすんだカラーになることが特徴です 。
ホンダ車を購入する場合は、塗装の硬度が弱くキズがはいりやすいことを理解された上で、洗車傷対策も考えながらボディカラーを選ばれた方がよいと思います。
ちなみに、このフリードの傷は、販売店における納車前の洗車傷が原因です。
■当ショップで実施している研磨処理技法
このように傷がはいっているボディは、新車でも傷の大小にあわせてキズ消し作業が必要です。この作業を研磨処理(磨き処理)といいますが、もし傷を消さずにコーティング施工をしてしまうと艶が乱反射したりさらに傷が目立ったりコーティングの耐久性にも影響が出てきます。
ホンダフリードのコーティング・レポート
■シーグラスブルー・パールカラーの特徴
ボディカラーについての説明です。
前車のメタリック塗装からパール塗装に変更したようですが、上品で華やかな印象を受けますね。清潔感があって水色の中に落ち着きと優しい印象を与えるブルーです。
すてきなカラーだけにボディカラーの弱点を理解しながら、大切に維持していきたいものです。
因みに、フリードのボディカラーは全部で9色あります。
■フロントガラス撥水コート
雨が降る中でのご来店でした。
フロントガラスにできた雨の水滴と撥水コーティング施工後の水滴を比較したものです。下の水滴画像が撥水コートです。
水滴の大きさと配列にバラつきが少ないので、油膜がつきづらく拭き取りがとても楽な撥水コートです。(商品名はプライムビュー)
■おすすめのコーティングの種類
・ガードグレイズ
商品の機能性に関しては商品サイトに解説されています。ここではシーグラスブルー・パールカラーが、コーティング施工前後でどう変化するか自然光で比べてみました。
比べてみてわかるでしょうか。施工後は色に深みや艶が増していますが、ハデハデな印象を受けない仕上がりになっています。
次にボンネットですが、前日の夜に雨が降ったため工房前の路面は濡れています。
太陽が照り始めた際の撮影では、空のブルーがきれいに映り込んでいます。
今回は、ドア内回りの施工や未塗装樹脂コートについて説明は取り上げていませんが、車のコーティングの選び方に機能性のほかにボディカラーの光沢や艶の維持と美しさを、ガードグレイズで取り上げてみました。
何か気づいた点やご質問などがございましたら、下記の電話かメルで気楽にお問合せください。
最後までお付き合いありがとうございました。店主