車のコーティングと言っても、ボディ全体と部分パーツのコーティングの2種類がありますが、今回は部分パーツのコーティングのご紹介です。
三 目次
部分パーツの施工明細について
1)部分施工パーツ
2)ラパンLCのボディカラー
3)再塗装パーツの下地処理
4)完成
部分パーツの施工明細について
Aさん:車を止めていたら、いきなりガリガリと音がして。
私:えっ!バイクがこすったんですか。
Aさん:やられてしまいました。
私:ありゃー
1)部分施工パーツ
フロントバンパー・左フロントフェンダー・左フロントドア・左リアドアとコーティング範囲が広い補修となりました。
2)ラパンLCのボディカラー
全15色ある中で人気のあるアーバンブラウンパールメタリックで、Aさんはとても気にいっているボディカラーです。
3)再塗装パーツの下地処理
フロントバンパーの再塗装の下地処理
塗装表面の「こすりキズ」を発見して研磨処理をしましたが、よく見ると、まだ何となくこすった跡が残っています。
説明)
この原因はクリアー塗装についている傷ではなく、その下つまりベースコートであるアーバンブラウンパールについているこすりキズです。一度クリアー塗装を剝がして、研磨処理をして再度クリアー塗装を塗らなければなりません。残念ながら、この仕上げで諦めることにしました。
フロントフェンダーの下地処理
クリアー層についていた傷です。ベースコートのアーバンブラウンパール塗装には傷はついていません。
解説)
再塗装後(吹き付けと乾燥)研磨処理をして塗装表面を滑らかにするのですが、その際にできた「バフ目」といわれるものです。
これを防ぐには、ポリッシャーというツールと研磨剤とバフの3つの組み合わせが大切です。
フロントドアパネルの下地処理
縦の白い跡は、ドアの隙間から入り込んだ自然光です。
研磨処理で解決しました。
説明)
ドア下の方にこすったような白い跡が見えると思いますが、これは完全に乾燥硬化していないクリアー塗装を、こすったためにできた跡です。
このキズ跡は、照明よりも自然光のほうが見えます。
リアドアパネルの下地処理
リアドアパネルでは、2箇所の研磨処理が必要になりました。
ドアノブ上部の傷は、縦に傷がはいっていました。
ドアノブを取り付ける際につけてしまったキズ跡でしょうか。
ちなみに四角の線筋は、窓枠が映り込んだものです。
解説)
正確に塗装状態を診断するために、2箇所の窓にはフィルムを貼って自然光が反射するのを防いでいます。
4)完成
部分的な再塗装のコーティングで気を遣うのが、塗装の仕上がり状態とオリジナル塗装との色違いです。
今回は、色の調整は素晴らしく問題はありませんでした。
店主