奥様の好きなプラチナホワイト・パール。
10年は乗り続けたいご要望は、優しいご主人さまからのご依頼です。
三 目次
■フリードの下地処理・レポート
・何故、工房内を暗くするの?
・3つの研磨技法と帯電防止機能
・ガードグレイズとボディカラーとの相性
■フリードのコーティング・レポート
①窓枠のモールコーティング
②サイドバイザー表裏両面コート
③未塗装樹脂コーティング
④ドア内回りコーティング
■ガードグレイズの完成
■フリードの下地処理・レポート
明るい日差しの中、シャッターを下ろした工房。
・何故、工房内を暗くするのか?
2液型塗装と1液型塗装の違いのほかにパールホワイト系は、明るい日差しの中では、日差しの跳ね返りが大きく塗装のダメージを発見するのが難しいためです。
暗くした工房の中で、2種類の照明を使いながらボディチェックを行うのが、塗装診断の絶対条件になります。
つまり照明が多すぎると反射光が強すぎて塗装の状態が見えにくい上、キズやシミには数種類の形や深さがあるため、照らす光の方向が同じ角度だけだと発見が難しいためです。照明は拡散光と平行光の2種類を使用します。
特にフリードのプラチナホワイト・パールは、塗装膜が薄いため塗装のダメージ有無が、見つけづらい特徴があります。
・当ショップで実施している新車の下地処理
(1)研磨剤を使わない研磨技法
(2)研磨剤を使った研磨技法
(3)傷埋め研磨技法
今回のフリードでは、(1)研磨剤を使わない研磨技法を採用しました。
誤解のないように説明を申し上げますが、この技法は洗車して脱脂して即コーティングといった安易なやり方とは、全く異なります。
帯電防止とは
研磨処理と脱脂処理を終えてコーティング施工に進む段階で、塗装表面にほこりが吸い寄せられないように静電気を抑える処理のことです。
※ほこりが工場内にはいらないようにすることのほかに工場内に浮遊しているほこりが、ボディに付着しないように配慮する必要があります。
・ガードグレイズとボディカラーとの相性
初期予定では、ハイモースコートジ・エッジを考えていましたが、急遽セラミックコーティングにコーティング材を変更しました。
その変更理由は、プラチナホワイト・パールの艶アップと維持さらに塗装保護の面から耐スリ性傷に強いセラミックで施工する主旨をお客様にご説明を差し上げました。
先ほど説明しましたようにフリードの塗装が薄いため、コーティング材は2度塗り施工です。
参考までに)
フリードも自動車塗料を変更する記事が掲載されていましたが、N-BOXと比べてもフリードの塗装がよくありません。
フリードはプラチナホワイト・パールに限らずほかのカラーでもクリアー塗装の耐擦り傷性が弱いです。
今回のフリードは、キズもなくきれいな塗装状態でしたが、過去数台施工したフリードは、新車でもすべてキズやシミがあるため、その処理に研磨処理が必要でした。
納車時の販売店の洗車の技術レベルもあるでしょうが、キズやシミがなかったフリードは、今回ご紹介の一台だけです。
今後、塗料の変更にともないフリードの塗装が、よくなることを期待しましょう。
■フリードのコーティング・レポート
ガードグレイズに無料標準装備されている各種商品です。
①窓枠のモールコーティング
②サイドバイザー表裏両面コート
③ヘッドライトコート(LED専用)
④未塗装樹脂コーティング
⑤ホイールコーティング
⑥ドア内回りコーティング
※フロントガラス撥水は、有料オプションです
①窓枠のモールコーティングについて
10年間乗り続けていくためには、塗装以外のパーツの保護と維持も大切です。
そのひとつ窓枠のモールの保護と維持は、日常の手入れが難しいパーツだけに長く乗り続けていくために対策が必要です。
④未塗装樹脂コーティング
未塗装樹脂コーティング剤は、ネットでも手にはいりますしプロ専用とさほど違いはありませんが、定期的に塗り直しが面倒なところがあります。
ガードグレイズ施工に無料標準装備についています。(無料施工)
さて、最後はドア内回りコーティングです。