レクサスRCFにガラスコーティング
新車購入から3年目ともなると気になる傷や水シミなど日常のメンテナンスだけでは解決できない悩みを抱えることが多くなってくるの212ブラックの塗装ですが、その真っ黒なボディにバリアクリスタルファーストプレミアム施工です。
真っ黒な艶のあるスタイルカラーに戻ったレクサスRCFです。
赴任先の仙台から早朝東京に到着。自宅に戻って一息つく暇もなくRCFの洗車そして我がビューティー106の工房に持ちこみ。ラフリコートが完成したシエンタを引き上げ6日後にはバリアクリスタルファーストプレミアムの完成したRCFと再会を果たして赴任先へUターン。
BMWM3からかれこれ10年のお付き合いさせていただいている国分寺市にお住いのお客様ですが、相変わらずのバイタリティには驚かされます。その男気に敬意をもつて気迫と情熱で施工に突入いや開始です。
バリアクリスタル施工レポート
オーナー様のハツラツさと相反するようにがっくりと肩を落としたようなレクサスRCFの姿にこれではまずい。早速ボディチェックから開始しました。
購入時に某コーティングを施工したという割には、なんとなく暗くてぼけたような映りこみのボンネットです。
よく観察してみると、ぼけた艶の原因は無数の塗装表面をこすったような傷の付着にありました。
さらに側面を眺めてみるとフェンダーには、キズに混じってシミも見えますしリヤクォーターの傷は相当深そうな印象を受けました。
212ブラックの自動車塗装とは
美しい艶がとても魅力的な塗装である反面水シミができやすかったり深い傷がつきやすいデリケートなカラーが特徴の212ブラックです。セルフリストアリングコートといっても全ての傷を修復できるわけでありません。洗車はどうしても天気のいい日になってしまうため気温の熱で塗装が伸びて柔らかくなっている状態では、さほど力を入れていなくとも洗車傷が深くつきます。こんかいのケースでは、いちから研磨剤で磨いてボディを仕上げます。
212ブラック セルフリストアリングコートの研磨
磨き処理では、塗装表面に熱を加えたり加わるような研磨は避けることが第一優先になりますので、ツールと研磨剤とバフの組み合わせが重要なポイントになります。
熱がこもった磨き方をすると白っぽいムラがでてきます。それを取り除いたのが右の映像ですが、このほかに磨き跡が波のようなオーロラになるのを防ぐには、やはりツールと研磨剤そしてバフの組み合わせが大切で、これがノウハウのひとつです。
ガラスコーティングの選び方
212ブラックのような伸縮性のある塗装には、コーティング材で塗装表面を硬く抑え込むような商品は避けるべきです。かなり伸縮性が強いためコーティング材によっては2年経過する頃から剥がれてくる可能性があります。
またクリアー層のないソリッドタイプの塗装では、ガラスコーティングの耐久性や撥水力がどうしても弱くなってきます。商品の選び方のひとつとしては
◎20~30ナノメートルの100%無機ガラス成分をバインダー(ノリ)として使用
◎低分子オリゴマーとシロキサンを主成分としたコーティング材
低分子オリゴマーとシロキサンを主成分としたバリアクリスタルファーストプレミアムで、212ブラックを維持していくことにしました。
一番のメリットは、メンテナンスでコート材の上塗りや部分補修も自由にできることやブラックカラーにしっとり濡れたような重厚のある光沢と艶が引き立つからです。
もし、ホワイトやブルー系なら特殊塗装対応型のハイモースコートやラフリコートもお勧めです。
久しぶりにRCFのボンネットを開けてみました。
5L、V型8気筒エンジンに計算尽くされたエンジン音の鼓動が心地よい2ドアスポーツクーペです。インテリアはステアリングのかがり縫いステッチのオレンジがいいですね。溜息が漏れそうなほど男心をくすぐるレクサスの一台です。
この度は、ご利用いただき誠にありがとうございました。店主