ポルシェ911にハイモースコート
ハイモースコートが完成したポルシェ911。
窓から差し込む青空が映りだされたジェットブラックメタリックとよばれるボディカラーは柔らかくて傷がつきやすく
さらに光沢も控えめなのが特徴です。
磨き処理と肌調整について )
時期が過ぎたといっても、まだ花粉が飛び交う季節。
ご来店の際には、溶けた花粉が目だつボンネットになっていました。
シャンプー洗車ぐらいじゃ、とりきれないほどの花粉。
そこで、磨き処理でへばりついた花粉をとることにしたのですが
①まず、活性水と超微粒子の研磨剤で磨くことで
塗装表面にへばりついた花粉の取り除き。
②次に60~70度の熱湯とクロスで、花粉によって
できたシミ抜き作業です。
③最後は、塗装を固めて再度磨き処理と肌調整の
下地処理で仕上げていきます。
①の磨き処理は、塗装自体を研磨剤で削らないように配慮した
方法であり傷消しを目的にした処理方法ではありません。
また、ボンネットの材質が熱を吸収しやすいアルミ素材で
あることや柔らかい塗装ということを考慮した研磨処理が
③になります。
ハイモースコート施工 )
磨き処理後(左)のボディにハイモースコート(右)を施工。
細かなパーツは、手作業によるコーティング施工です。
トランクやボンネットの内側やドアパネル内側にも施工
します。
ジェットブラックメタリックというボディカラーは、磨い
てもあまり光沢や艶がでる塗装ではありません。
塗装の弱点である柔らかさと熱を吸収しやすいカラーは
塗装表面を硬くすることで洗車傷から守り、超撥水力に
よってシミなどのダメージを極力防ぐことが、コーティング
施工の大切な目的になります。
本日は、当店をご利用いただき誠にありがとう
ございました。 店主