コーティングの選び方/ロードスター

2025/05/12
ロードスター

■ご相談内容

ご相談の内容から、2つ選んでみました。

 

(1)トランクのフタのコーティングに見える小さな穴がたくさん開いて穴の輪郭はコーティングがはげ始めておりました。ミラーのコーティングにひびが入っていたこともあり修理しました。

 

(2)屋根のない駐車場なので輪じみができないよう、水玉が残らないタイプを選びたいのですが、どんな選択肢があるか、価格含め教えて下さい。

 

ロードスタートランク
ロードスタートランク

三 ご質問の解説

ハガレはコーティングの被膜ではなくクリアー塗装のはく離が原因。かれこれ25年前の塗装ですから、このような症状がおきることがあります。

 

これがトランクのクリアー塗装のハガレです。拡大していただくとクリアー塗装膜のハガレの状態がよく確認ができます。(2年前に撮影)

また、フロントバンパーにも同様のハガレがありました。

 

今回は、トランクを直してのボディ全体の再コーティングのご依頼です。

こちらは、コーティングが完成したトランクですが、商品はハイモースコートザ・グロウになります。

 

ロードスター
ロードスター

旧車の塗装保護と維持管理について、1999年式NBロードスターを取り上げてみます。

 

三 目次

   ■塗装ダメージと復元について

   

    ・ボディカラーの酸化

    ・キズやシミ付着の塗装

    

   ■塗装保護と維持管理について

    ハイモースコートザ・グロウと無料標準装備一覧 

 

まず、■塗装ダメージと復元についてのお知らせです。

2度目のコーティング施工から5年経過したボンネットの状態と修復後の状態を比べてみました。

 

修復前のボンネットは、洗車キズや色褪せ(酸化)のため艶も光沢も低下した状態です。

この修復には、研磨剤による磨き処理でキズを消して酸化塗膜を取り除きます。

 

研磨剤は日本車と欧州車の違いや年数経過した塗装と新車では、使い分けが必要になります。この技術が10年・20年・30年の経験ノウハウに差がでてきます。特に技術者の性格や考え方が品質のレベルに反映するところです。

 

さて、本来の塗装状態に復元した状態を維持していくには、どうすればよいのでしょうか。

その対策のひとつにコーティング材で保護することやメンテナンスがあります。

 

コーティング商品の選び方では、4つのポイントを選択基準として検討されることです。

 

①駐車場環境、②洗車方法、③ボディカラー、④購入予算

 

次は、ヘッドライトの黄ばみ除去と保護についてです。

 

ヘッドライトの保護で大切なことは、いかに黄ばみを取り除きキズをつけないようにするかです。

 

動画でみかけるペーパーで黄ばみやライト表面のハードコートを剥がす施工を見かけますが、この方法は正しい面と避けた方がよいケースがあります。

黄ばみ除去後の保護には、プロテクションフィルムやコーティングがありますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。

 

下地処理では、ツールでは処理できない手作業の行程があります。

よく見ると、ロードスターでも細かな処理が必要な個所は結構あります。

 

 ■塗装保護と維持管理について

古い車の維持管理で、厄介なパーツを取り上げてみます。

メンテナンス方法がほとんどない窓枠のゴムモールです。

 

すでに幌の交換パーツがないため、今後は幌の維持について検討する必要がでてきますが、今回はゴムパーツを取り上げてみます。

メンテナンスに関する回答)

・メンテナンスの回数については、定期メンテナンスは設置しておりません。

〇〇様が、必要と感じた時にご利用いただければと考えております。

 例)  ・花粉の季節が終わりかけの時

    ・虫の残骸や飛び石による塗装のクリーニング

    ・取りずらい水あかやシミができた時

    ・長距離走行や高速道路走行を繰り返した後の1~

 

2年に1回鉄粉付着の除去

       ・洗車の時間がなかなか取れないとき

メンテナンス費用は、1回につき11.000円です。

 

NBロードスター
NBロードスター

 

2)屋根のない駐車場なので輪じみができないよう、水玉が残らないタイプを選びたいのですが、どんな選択肢があるか、価格含め教えて下さい。

この解決策のためにお勧めしたコーティングです。

 

 ハイモースコートザ・グロウと無料標準装備一覧

   ①窓枠のモールコーティング

   ②ホイール撥水コーティング

   ③ヘッドライトコーティング

   ④ドア内回りコーティング

   ⑤未塗装樹脂コーティング

   ⑥サイドバイザ表裏コート

 

ご紹介のロードスターは翌1999年に限定販売(世界7500台のうち国内500台)された「10周年記念車」の一台です。