色あせで、くすんでしまったユーロバン。
家族と共に歩んできた20数年間、もう一度
元気になって、家族と新しい人生を歩んで
もらいたいと、ご来店くださったのは
所沢市在住のO様夫妻です。
1995年式ですから、今年で19年めを迎える
車だけに塗装のいたみや塗装膜がどの程度
残っているものか不安だらけでした。。
結果は、かなりの重症とわかり、既存の
コーティング施工はあきらめて、裏メニュー
を採用することになったユーロバンです。
VWユーロバンとは
1995年式ユーロバンは、全長4707、全幅1840、全高2430、ホイールベース2920(mm)の
ハイルーフタイプで4代目にあたります。
販売されていたもの。 日本市場では、ヴァナゴンという
車名で1995年から1997年まで販売されていました。
フロントマウンドエンジン及び水冷エンジンが搭載された
トランスポルターシリーズです。
作業レポート
ボディーカラーは、カリビアングリーンという淡い緑色でしたが、年数経過と紫外線による色落ち(色あせ)や
塗装のさび(酸化)によって、ガサガサの状態でした。
左上の塗装のムラは、色あせと塗装のサビ(酸化)によって
ぼろぼろになった塗装膜です。
真ん中の映像は、いたんだ塗装膜をきれいに取り除いた
後の元気な塗装膜です。
随分、塗装が剥がれたと思われるかも知れませんが、まだ
十分に塗装膜の厚みは残っています。
こちらは、フロントドアパネルと樹脂パーツの下地処理の前後です。
ガラスコーティングの完成
当店では、5種類のガラスコーティングをラインアップしています。
塗装状態から、残念ながら5種類の中から選ぶことが難しく、裏メニューのホウ酸シリカとフッ素樹脂系の2つの
コーティング剤を、組み合わせた商品を採用しました。
ホウ酸シリカで塗装の酸化を防ぎ、フッ素樹脂で紫外線による色あせ防止です。
始めて銀世界です。
早く迎えに来てほしいと、シャッターの隙間から
待ち望んでいるユーロバンです。
もうすぐ、暖かい家庭のみなさんと
再会できます。