2010年式のアウディQ5です。
車コーティングの選び方/4回目のコーティング
三 目次
■15年目の塗装状態
■下地処理・レポート
■コーティング・レポート
まず、■15年目のボンネットの状態から見てみましょう。
ボンネットの状態を観察してみると、照明がかなりぼけて見えます。
このぼけた原因を知るうえで、次の①と②をチェックしてみました。
①洗車キズの原因
・洗車のタイミングと洗車の手順の間違い。
・洗車方法によるキズ付着。
この2つのチェックから、洗車シミや傷を増やす原因が
どれか確認します。
②外的要因(主に駐車場の環境)
・紫外線による色褪せ
・季節的なもの(花粉・黄沙・鳥の糞・樹液)
・鉄粉などの付着物
この写真ではわかりずらいですが、直線状の傷跡を多く
見つけました。
このことから、以前は使用していなかった洗車機を
利用されていることがわかりました。
また、傷跡のほかにボディ表面にザラつきがあること
から鉄粉などの付着があることがわかりました。
■下地処理・レポート
過去の14年間に3回のコーティング時に研磨処理もしている
ため塗装膜の厚みが薄くなりかけています。
そこで、今回の下地処理では、次のような処理をする
ことにしました。
①キズ消し処理に制限を設けて、塗装膜の維持を行う
②ボディ全体の鉄粉除去
③艶の復元とコーティング材の密着性を高めるため
バインダー処理を実施
ボディの形状から、特にリアハッチゲートやリアバンパーには鉄粉が大量に付着していました。
鉄粉を取り除いた次は、いよいよ傷消しや艶出しのために研磨処理にはいります。
③艶の復元とコーティング材の密着性を高めるため
バインダー処理とは
図の右側の説明)
二酸化ケイ素(SiO2)に摩擦熱処理を加えることで、超微粒子の研磨剤で研磨処理と同等レベルの塗装表面に艶と滑らかさが生まれ、さらにバインダーの効果でコーティングと塗装の耐久性がアップします。
メリット)
・静電気防止が働くので、コーティング処理前の塗装
表面にほこりが付着しないことです。
・コーティングの密着度が上がり耐久性がアップ。
デメリット)
・塗装の傷を埋めることはできません。
・傷消しの研磨剤の機能はありません。
■コーティング・レポート
コーティング施工内訳)
・塗装保護にセラミックコーティング
・メッキモールコーティング
・未塗装樹脂コーティング
・窓枠ゴムモールコーティング
アウディQ5には、各パーツごとに4種類のコーティング材で
施工してあります。
セラミックコーティング(ラフリコートⅠ)をお勧めしたのは、過去14年間に数回の研磨処理で塗装膜が薄くなっており傷に対する耐久性が弱くなっているためです。
そこで、ガラスコーティングよりも傷がつきずらいセラミックコートを選びました。
窓枠のメッキモールにも、専用のコーティングを施しました。
欧州車のメッキは、アルマイトメッキといって錆びて白っぽくなります。
いったん錆びると取り除くのにとても苦労するパーツです。
やむえない事情から洗車方法を変えたため、塗装にダメージを増やしてしまったケースです。
Q5も、かなりよみがえりました。
アウディQ5といえば、運転席側に少し傾いたコックピットデザインが特徴ですが、本革シートやウッドインレイなどが高級感のあるスポーティなクロスオーバーですね。
追伸
来店される前日、河口湖までドライブに行ってきたそうです。日本人よりも外国からの観光客ばかりだったそうです。
本日は4度目のコーティングのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。 店主