Y33型系グランツーリスモのボディに黒く付着した油の除去と5度目のガラスコーティングです。大田区からご来店いただきました。
ガラスコーティングはバリアクリスタルファーストですが、ガラスコーティングの完成後、自然光に映える1997年3月28日登録車のY33グランツーリスモです。
ボディにべったり付着した黒い油とは )
二硫化モリブデンでした。
まず、油が付着画像と除去後のご覧ください。
ボディといってもガラス全面にも油がこびりついていました。写真のリアガラスには、水道水のミネラルシミと重なり後方視界の妨げになっているほどでした。
油とミネラルシミを除去したガラスには、透明感がでています。
油の原因は二硫化モリブデンというものです。
取り除いたトランクとまだモリブデンがこびりついているボンネットの画像です。
パーキングの近くを東海道新幹線が通るため、風の勢いでパンタグラフに使用されているモリブデンが運ばれきて付着したようです。
除去作業も3度目の経験で除去ノウハウも蓄積できましたが、研磨しただけでは歯が立たないほど頑固な油汚れです。
何とか、素人の方でも取れる方法がないものか模索中です。
二硫化モリブデンとは
固体潤滑剤として卓越した摩擦係数を持っており、一般の潤滑剤では十分な潤滑効果が期待できないような過酷な条件下で優れた効果を発揮し、グリース、オイルなどの油脂製品、樹脂、ゴム部品、摩擦剤などの原材料として幅広く使用されております。
もうかれこれ、20年近くご贔屓していただいております。
いつも遠方からご来店いただき、誠にありがとうございます。 店主