ガラスのウロコシミ除去のご依頼は、2011年式ベンツEクラスでパノラマルーフを含めて10枚のガラスシミ除去です。
シミの原因 )
ガラスシミの原因は、機械洗車機に使用されるカーシャンプーと水道水に含まれるミネラルそして洗車時のボディの熱と気温が影響しています。
一概には言えませんが、濃度の濃いシャンプ―液をボディに吹き付け水をかけながらブラシを回転させるため、シャンプーの残液とミネラルが混ざって、塗装表面に残留したものと考えられます。
長い年月かけて繰り返されたため、厚みのあるシミ跡として残ったわけです。
では、シミ消しの解決策は、具体的にどうするのでしょうか。
一般的にミネラル成分のシミだけなら通販のケミカル剤でもとることができるかもしれませんが、シャンプー液が混じった洗車水が長年積み重なった跡は、除去剤と研磨剤を手磨きしたぐらいでは、ほとんど消えることがありません。
シミ除去方法 )
新車から8年も経過したガラス表面には、いろいろな異物が付着しています。鉄粉やペイントさらに樹液などです。これらの付着物でガラス表面に傷をいれないように水で薄めた中性カーシャンプーを潤滑剤としてガラス表面に塗布してから粘土で取り除きます。
次にプロ専用溶剤でシミ跡を溶かしながら研磨を数回繰り返して除去をしていきます。
ウロコシミの消えたガラスとピラー
今後のメンテナンスについて
今後も機械洗車機を利用したりご自身で洗車もされるオーナー様です。ご自身で手洗い洗車される場合は、ミネラルシミの付着を防ぐためにガラスのカラ拭きをすることをお勧めしました。
古くなった硬めのタオルがベスト。
洗車水をふいて残っている水分を、硬めのクロスかタオルで軽くふきあげることでミネラルシミを防ぐことができます。
只今、コロナウイルスと花粉でうんざりする日々ですが、気持ちだけでも明るくしませんか。
ガラスのウロコシミのお話しは、この辺で終わりです。
最後まで、お読みいただき誠にありがとうございました。店主