ベンツS560 4MATICの窓枠メッキモールのコーティングとサイドミラーとリヤクォーターの小キズ消しです。
メッキモールの磨きとコーティング施工
どんなにbodyをきれいにしても、年数経過とともに窓枠のメッキモールの気になる白いシミ跡。
そんな悩みの解決のために渋谷区から、ご来店くださったお客様のご紹介です。
運転席側の左サイドミラー付近に白濁化が多少見受けられましたが、ほかには白濁化もなくきれいなモールでした。
白く濁ったシミ跡を専用コンパンドで消した後は、モール表面を丁寧に脱脂してコーティング施工へと作業を進めます。
窓枠のメッキモールコーティング施工
モールには塗装用ガラスコーティング材だと保護効果が弱いためモール専用コーティングを使用します。
モール専用コーティング材の主成分は、シリコーンオリゴマ―やアルミニウムキレート化合物ですが、ガラス状の硬い被膜(鉛筆硬度9H)でメッキ表面のこすり傷やシミを防ぎながら光沢と艶を引きだします。
さて、もうひとつオーナー様からご要望があったのが、リヤクォーターと右サイドミラーの小キズ消しです。
クォーターの傷口の撮影に失敗したため、サイドミラーの傷を掲載しました。
3か所の傷のうち2か所は、オーナー様のご期待にそえず、残念ながら消すことができませんでした。
研磨で消すことができなかったのは、クリアー塗装だけでなくシルバー色である上塗り層まで塗装膜がはがれ、中塗り層まで傷の溝が達していたためです。
研磨による傷消しの条件は、傷口が小さく幅が狭くともボディカラー(上塗り層)が剥がれている場合は、消すことができません。
傷口を見ただけでは、その判断がつきづらいケースも多々ありますが、オーナー様が遠くから来ていただけにガッカリさせてしまい申し訳ないことをいたしました。
傷で悩まれておられるオーナー様もいらっしゃると思います。
ご参考までに傷消しに関するサイトをご参照ください。
車の傷消しとキズ修理
ベンツS560のボディーサイズは全長×全幅×全高=5285×1915×1495mmで、ホイールベースは3165mm。
ヘッドランプの内部に通された3本の光ファイバーが特徴ですが、久しぶりにワイドなボディに対面させていただきました。
本日は、遠方よりご来店いただき、ありがとうございました。店主