レジェント(3代目KA9型)は1996年から2004年まで販売されたホンダ車ですが、今回で6回目の施工となるレジェントは立川市からご来店いただきました。
今回のテーマは
傷消しとシミ取りと艶出しについて取り上げます。
鏡のように映りこむボンネットと自然光に反射
するドアパネルですが、バリアクリスタル
グランプレミアムというガラスコーティングを
ご利用いただきました。
研磨処理とコーティング施工で悩みの解決
傷とシミを研磨処理で取り除きながら
バリアクリスタルグランプレミアムで
塗装の色自体に深みと艶をだしました。
ただ残念なことに消えないキズとシミが
一部にでてきました。
右クォーターパネルの傷
傷の幅と形からEタイプと一部Dタイプのキズありました。 前回ご紹介したフイアット500ではAタイプがほとんどでしたが、レジェントでは、形も深さもハードな
ダメージです。
研磨処理で残ったキズのひとつが、縦にはいった
線状のキズで塗装も剥がれて中塗り層が見える
状態です。タッチペン補修では、幅があって色違い
がはっきりでるため修理は難しくパテ埋めで本格的
な再塗装が必要となる剥がれで、研磨では解決しない
キズです。
こちらは、傷消しからコーティング処理を終えた
左右のフロントファンダーです。
ハイモースコートとは、また違った艶ですが
濃色車にお勧めできるコーティングです。
塗装色が濃くなり濡れたような艶が魅力です。
研磨では消えないシミとは
白い斑点模様のシミの原因は、3つ考えられます。
①花粉シミ
②撥水洗車のシミ
③クリア塗装の寿命による劣化
結局、トランクは②が原因、Bピラーは③が原因と
考えられました。クリア塗装がぶつぶつ剥がれて
いるためで研磨処理では消すことができません。
ウォータースポット
ルーフに見つけたシミですが、これはウォータースポットというもので、水がレンズ作用の働きをして塗装を溶かした跡です。完璧に消すことは難しいシミのひとつです。
ここで、もうひとつピラーのお話しです。
レクサスLS500よりも21年も前にレジェントは
凹凸のないBとCピラーを採用しているんです。
これは、すごい技術だと思います。
3代めレジェントの諸元表をコピーしました。
本当によくできた車で、我が息子は2代目を乗り回していました。また初代レジェントのフェンダーを設計した方が時々我がショップに遊びに来ていた懐かしい思い出があります。
ボディタイプ | 4ドアセダン |
---|---|
エンジン | GF-KA9 3.5LV型 SOHC 6気筒直噴エンジン |
駆動方式 | FF |
変速機 | 4速AT |
サスペンション | 前/後:ダブルウィッシュボーン式サスペンション |
全長 | 4,955mm |
全幅 | 1,810mm |
全高 | 1,435mm |
ホイールベース | 2,910mm |
車両重量 | 1,580-1,640kg |
別名 | アキュラ店向け:アキュラ・RL |
明日は、11時にお客様に引き渡すことになって
います。
最後の記念撮影は、もう暗闇の時刻でした。
改めて、ご利用いただき誠にありがとう
ございました。店 主