クリスタルブラック・パールの傷とシミ がなければ、実にきれいな光沢と艶で映えるボディカラー なのですが。。
しかし、現実はちょっと油断するだけで傷やシミができてしまう繊細で気難しいオーナー泣かせのカラーです。
改めて、クリスタルブラック・カラーについて取り上げてみます。
フェンダーの洗車傷やボンネットの小さな斑点状にシャンプーシミ跡の画像ですが、ホワイト車と違いどうしても黒いボディは洗車キズやシミができやすい特徴があります。
特にブラック202と同様にクリスタルブラック・パールは、キズやシミができやすく見えやすい特徴があります。
クリスタルブラック・パールの洗車傷とシミの原因
何故、シミができるのか
車の側面を平行光の照明で照らしたクリスタルブラック・パール塗装の状態です。キラキラと光るのは光輝材のパール顔料です。
このパール顔料は、明るいところで太陽の熱を吸収しやすい特徴があります。
そのため、洗車のタイミングや洗う手順を間違えると単純な黒系以上に
〇太陽の熱を帯びたボディに水シミやシャンプー液が乾燥した跡が残ります。
〇洗う手順を間違えると、ふき取る前に水分が乾燥してシミ跡ができます。
ちなみに塗装表面を指先で触れて多少でも温かみがある場合は、一度たっぷり水をかけてボディを冷却してから洗車を始めないと、やはりシミや洗車傷をつけることになります。
何故、洗車傷が増えるのか
黒系の中でもクリスタルブラック・パールは、太陽熱で熱がこもるため、塗装表面が柔らかくなり傷が入りやすくなります。
ボンネットを覆っていた雨の汚れと水道水のミネラル
ご覧のようにシミ取り除くと、今度は洗車傷跡がでてきました。
手洗い洗車で水シミや洗車傷を防ぐ方法とは
重要なポイントは、洗うタイミング(天気)と洗う順序です。
洗車のタイミングは洗車する時の空模様のことですが、風がなくて涼しい曇りの日のことです。
先ほどご説明しましたようにクリスタルブラック・パールは、他のブラック系カラーよりも熱がこもりやすため、洗車水の乾燥がはやく水シミができやすいためです。
洗う手順とは、汚れが下に落ちるように高いところから順番に洗います。
ボンネットを先に洗った後でルーフを洗うと、ルーフの汚れがボンネットに付着してしまうため二度手間になりますし汚れをふき取る際に傷がはいるのを防ぐためです。
ごく当たり前のことしか説明をしていませんが、クリスタルブラック・パールの洗車では、とても大切なポイントになります。
※洗車方法の代表的なものには、自動洗車機や手洗い洗車がありますが、ここで取り上げる洗車方法はご自分で手洗いの場合です。