ガラスコーティング車のメンテナンス
やっと、涼しいというか肌寒い季節が訪れたようですが、猛暑の後始末に車のボディメンテナンスはいかがでしょうか。
照明に反射する何やら白っぽいブツブツ、これはなんだかわかりますか。実は水道水に含まれるミネラルが、塗装表面に乾燥してこびりついてしまった成分です。
今回のメンテナンスでは、こびりついたミネラルと付着した鉄粉除去を取りあげてみました。
まず、用意するものは
・100円ショップで購入したハンドスプレー
・中性のカーシャンプー(ノンコンパウンドタイプ)
・鉄粉除去専用粘土(ノンコンパンドタイプ)
塗装表面がミネラルで覆われている場合、鉄粉除去剤ではあまり役にたちません。その対応として粘土を使用する訳ですが、その際に塗装表面に粘土でこすり傷をつけないように水を使わず中性のカーシャンプーを5~10倍に希釈したものを使うことがコツです。シャンプーは研磨剤を含まない中性のものを使用してください。
時々、ご質問をお受けするのですが、家庭用の食器洗いの洗剤は避けてください。同じ中性といっても成分やその濃度は異なりますので、洗車で頻繁に使用していくと塗装にシミをつくったりゴムパッキンの劣化を招くことがあります。くれぐれご注意ください。
作業手順は、洗車後50cm四方を一区切りにシャンプーを吹き付けたあと、今度はハンドスプレイに入れた水を吹き付けながら粘土を左右前後に塗装表面上を軽く押さえつけるように動かしてください。
粘土は、時々もみほごしながら新しい面を、常に使うように心がけて下さい。
ボンネットに付着したミネラルの除去
水道水のミネラルには、「カルシウム」「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」があります。健康にはとても大切な成分ながら車の塗装にいったん付着するとシャンプ―で取れない頑固ものです。
除去剤としては、ドラッグストアーでクエン酸を購入するほかにもネット通販で手に入れる方法などがあります。キーワードは「車 ミネラル 除去方法」で検索すると商品が見つかります。
ミネラルが付着したボンネット(上の画像)と除去後のボンネット(下の画像)を比べてみると、多少ながら明るさに違いがお分かりになると思います。
やっと、涼しくというか肌寒さが感じる季節になりました。是非この季節にメンテナンスを実施していただきたいのが、鉄粉やミネラル除去のほかにも樹液の後始末があります。特にフロントガラスはきれいにしたいものです。油膜と間違えて全然取れなくてとご相談をお受けしたことがあります。樹液については、改めて取りあげてみます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 店主