ホンダS2000のガラスコーティングのメンテナンスです。
メンテナンスはいつもながら、まずボンネットフードを開けてエンジンルーム内を冷却することから始まります。
ここで、ちょっとエンジンルームにある形式表示をご覧ください。
右端にABA-AP2の文字があります。
ご存知の方も多いでしょうが、この文字はS2000が2005年11月のマイナーチェンジでF20Cエンジンの排気量を2Lから2.2Lに拡大しF22C型となったことを意味しています。
1999年4月~2005年11月
(F20C型)2L、直4:250ps/22.2kgm
2005年11月~2009年8月
(F22C型)2.2L、直4:242ps/22.5kgm
今回入庫のS2000は2008年式ですので、生産終了となる翌年の2009年8月までのなかでも新しい部類にはいります。
S2000の中古車は、どんどん値上がりしているご時世ですから購入をご検討されている方は、はやめに探されたほうがよろしいと思います。
メンテナンス・レポート
さて、本日のテーマにはいります。
2018年4月9日の施工ですので、コーティングも4年目にはいっています。
10タイプあるカラーの中でベルソナブラックは他の黒と同様に洗車傷はつきやすく、ちょっと油断するとイオンデポジットができるなど神経を使うボディカラーが特徴です。
車を拝見すると丁寧な手入れと屋内パーキングということもあって洗車傷が多少増えてきた程度で、これといった特別なメンテナンスが必要がないほどに維持ができていました。
そこで、今後のことを考慮して実施したのが
・ゴムパッキングコート
・トップコートの上塗り
ゴムパッキング自体にまだ劣化は確認ができませんが、この状態を維持するためにコーティングを実施しました。
トップコートの上塗りは、セルフクリーニング処理です。ほとんどが屋内駐車ですので、あまりお役にたてないかもしれませんが念のための再処理です。
S2000とは
本田技研工業創立50周年記念として1998年に発表され、1999年4月に29年ぶりに販売されたFR車。
国内向け販売台数は10年間でわずか2万台あまり(世界累計販売台数は約11万台)。
当ショップで過去に新車でお受けできたのは、たった3台でシルバーが2台と黒が一台でした。
ご紹介の黒を加えても4台という実績は、実に寂しい限りです。
S2000のお客様は、10年近くお付き合いをさせていただいておりますが、過去にも超こだわりの愛車を数台ご紹介いただきました。
今後とも貴重なS2000を末永くご愛用頂けますよう、お願い申し上げます。
本日は、メンテナンスのご利用いただき、誠にありがとうございました。 店主