Y33セドリックにガラスコーティング
さすがの名車Y33もお手上げと、ご相談は
大田区在住のW様です。
本日のメニュー
1997年式セドリックは、9代目あたる全長4875・全幅1765・全高1425・ホイールベース2800(各mm)の
ハードトップですが、持ち主のW様とは8年来のお付き合いをさせて頂いている大切なお客様です。
・ラフリコート(1層式タイプ)
・ハイモースコート
のガラスコーティングをご利用いただいて
おりますが、今回の施工は
ラフリコート(2階層タイプ)に決まりました。
作業レポート
ハイモースコート施工から3年、残念なことにボディー全体に黒い油シミ付着とキズが目立つY33です。
シミの原因と対応策そしてキズ消しのために、もう一度コーティング施工とメンテナンス対策を検討する
ことになりました。
問題の油しみとは )
電車のパンタグラフの潤滑油として使用されている
二硫化モリブデンという油があります。
電車が走行中、この油分が飛び散って塗装の上に
付着したのが、今回の油シミの原因でした。
W様の場合、駐車場が電車の高架線の近くという
いったん、付着すると簡単にはとれない油で、とても
厄介なシミですが、磨き処理で除去してコーティング
施工で仕上げたトランクとボンネットです。
キズの目立つ右側面 )
再塗装された右側面も、残念ながら付着した油シミをとり続けている間に、無数のキズがついてしまっています。
右の映像はキズ消し作業をおえた塗装に、コーティングで仕上げたドアパネルです。
ガラスのウロコシミ )
二硫化モリブデンの付着は見つからずホットしましたが、フロントガラスを除くガラス面のイオンデポジット(水シミ)
を除去。右の画像がシミを取り除いたリアガラスです。
ガラスコーティングの完成と油シミ防止対策 )
ハイモースコートから、改めてラフリコートを選択
もう一度、ハイモースコートをお勧めしようかどうか悩みました。
結局、どの商品を施工しても油付着は防げず、ボディー
カバーや除去剤を使用した洗車が不可欠なこともあって
酸化(塗装のさび)や洗車キズから塗装を保護すること
に重点を置いて、必要に応じてメンテナンスも利用できる
ようにと、改めてラフリコートを導入することにしたY33です。
いろいろ悩まれたW様ですが、遠方からのご来店誠にありがとうございました。
改めて、これからご一緒にY33をフォローさせていただくつもりです。